バス旅にはミステリーツアーという名前のものがあります。

一般的にバス旅には行き先や目的が分かりやすく明記されているものです。しかし、ミステリーツアーにはそのようなものがないのです。

それが楽しくて、よく私たち夫婦は参加しています。特に福島交通のバス旅がお気に入りです。ここでは私たちが参加した、福島交通のミステリーツアーについての体験談を書いていきます。

ミステリーツアーに参加するのが趣味の夫婦

ミステリーツアーに参加したことがない人は、その楽しさを知らないかもしれません。私たち夫婦も最初は知りませんでした。友人夫婦に誘われて参加したのが初めてだった気がします。私たち夫婦はそこからはまって、ミステリーツアーに参加するようになったのです。

私としては行き先を決めなくていいですし、プランを考える手間がありません。妻はどこに行くのか分からない、ドキドキが楽しいというのです。双方の利害が一致したため夫婦二人にとって、ミステリーツアーは欠かせないものになりました。

始めの方は旅先を知らないことに慣れていなかったので、不安がありました。しかし、それも慣れてきてしまえば、楽しくなってきたのです。特に福島交通のバス旅はお気に入りでした。何度か参加したのですが、そのどれも楽しかったからです。

私たちの年代にはちょうどいい企画だったのでしょう。妻と二人でまた行きたいねを繰り返して、何度も行くことになりました。

ミステリーツアーの楽しみ方

私たち夫婦はミステリーツアーに行く前から楽しんでいます。福島交通のサイトに載っているヒントを参考にして、予想するゲームをしているのです。ミステリーツアーの中には全くヒントがないバス旅もありますが、福島交通のサイトではヒントがあるのでそれを推理の根拠にしています。

大体妻とは意見が合わないので、違う場所を二人で言い合うことになります。その時は本気になって推理をしているので、討論にも熱が入るのです。そのように意見が合わないときには、賭けをすることにしています。負けた方が行くときのコーヒーをおごる賭けです。

些細な楽しみ方かもしれませんが、私たちにとってはそんな時間が楽しい一時なのです。

福島交通のミステリーツアーについて

福島交通の日帰りのミステリーツアーはヒントがかなり重要で、大きく裏切られることがありません。ただ、観光地をしっかり選んでいる印象があります。ミステリーツアーですが、観光も楽しめます。その点も私たち夫婦が気に入っているポイントです。

他の会社ではミステリーツアーにこだわるあまり、観光できないツアーがあったからです。福島交通のミステリーツアーは基本的に観光地を巡るようにできているので、観光目的で参加しても楽しめる仕様になっています。お土産が付く場合もありますので、それも楽しみの一つです。

ヒントは海の幸がメイン

私たちがその時に参加したミステリーツアーは、海の幸ばかりがヒントに書いてありました。

そのため、福島から行ける海沿いの観光地を推測することになりました。妻は新潟が有力だと推測して、私は宮城の海岸が有力ではないかと考えたのです。

特にお土産として牡蠣があったのが私にはポイントだと思えました。牡蠣で有名なのは松島です。そう考えると、今回は松島で間違いないと思っていました。他にもホタテなどの海産物がヒントにあったので、確信を深めました。

当日になるまで分からないとはいえ、今回は妻に勝った気でいたのです。優越感に浸りながら旅ができると思っていた記憶があります。

目的地は松島だった

福島から東北自動車道に乗って、北上した時点で妻の敗けは確定しました。行く途中のサービスエリアで、コーヒーをおごってもらおうと考えていました。しかし、妻はなかなか負けを認めません。目的地についてからようやくコーヒーをおごってもらえたのです。

そんなことをしている間に、バスは松島に到着しました。久々に行った松島は相変わらずきれいで、ずっと見とれてしまうくらいでした。昔来たときには水族館に子供を連れてきた、という思い出話を二人でした覚えがあります。

松島は私たち家族にとって、忘れられない思い出の地だったのです。子供達が巣だってから久しく来ていませんでしたが、その時は満喫できるような気がしました。

松島と分かっても楽しかった

ミステリーツアーは場所が分かったら楽しくないのではないか、という疑問を持つ人がいるでしょう。そんな疑問を思うなら福島交通のバス旅に参加するといいです。福島交通のプランは楽しませてくれるのです。松島と分かってから色々なプランを紹介されましたが、どれも楽しそうなものばかりでした。

特に松島の散策は私たちにとっては楽しいプランになりました。五大堂や瑞岩寺などは有名ですが、何度行っても癒される場所だからです。松島を観光地だと思っている人は多いかもしれませんが、私たちにとっては癒しのスポットなのです。

歩いているだけでパワーをもらえる場所でした。夫婦二人で歩いていると、昔を思い出して会話も弾みました。若かった頃に戻った気分になれたのです。

松島観光は遊覧船が良かった

松島観光で特に楽しかったのが、遊覧船でした。子供を連れてきたときにも遊覧船に乗りました。そのときに、カモメの餌やりに夢中になってしまい、子供が海に落ちそうになったことがあったのです。その思い出話を二人で笑って話しました。

その当時を思い出して、かっぱえびせんをカモメにあげました。妻が怖がってなかなかできなかったのを覚えています。遊覧船で海風に当たっていると懐かしい気持ちになり、妻と二人でどんどん思い出話に花を咲かせていったのです。

遊覧船に乗っている間は、二人の半生を振り返る時間になってしまいました。気がつくと港についていて、私たちは思い出を振り返る楽しい時間を満喫できたのです。

お土産が付いていたので帰ってからも楽しめた

このときに参加したミステリーツアーにはお土産が付いていました。牡蠣やホタテなどの海産物です。生で食べられるほど新鮮なもので、二人で食べるのを楽しみにしていたものでした。ツアーの間に海産物は散々食べたのですが、不思議なもので家に帰るとまた食べたくなるのです。

お土産の海産物は家族が揃ったときに食べようということになり、冷凍保存されています。正月に家族が集まったときにでも豪勢に振る舞う料理になるのでしょう。福島交通のミステリーツアーにはそのような楽しみ方もあるのが、気に入っている理由でもあります。